自然保護に関するルール
本大会のコースは、国立公園に指定された区域を含む貴重な自然環境の中で開催されます。かけがえのない森林生態系に悪影響を及ぼさぬよう、以下のルールを守って参加してください。
- コースから外れることを禁止します。自然保護上必要な箇所には、追い越し禁止、その他の制限を設定します。
- コース上および全区域で動植物、菌類、岩石などを採取、損傷することを禁止します。
- コースをショートカットすることは、植生にダメージを与えるので禁止します。
- ごみは絶対に捨てないでください。
- 用便は各エイドステーションのトイレを使用してください。止むを得ないときは携帯トイレを使用し、紙を使った場合は必ず持ち帰ってください。
一般利用者、他の大会参加者への配慮について
- 一般の歩行者がコース上にいた場合は、歩行者の通行を優先してください。
- 追い越しを行う場合は、必ず声かけを行ってください。安全な場所で走らず歩いて追い抜いてください。すれ違いの際は歩行者を優先し、安全な場所で道を譲ってください。
- レース中、けが、病気などで身動きできないランナーと遭遇した場合は、その救助を優先してください。
- レースにご協力いただく関係者や地元の方々、ボランティアスタッフに対する感謝の気持ちを忘れないでください。
- コースは大会で占有をしているものではなく、一般利用者も使用していることを十分に理解し、その通行を妨げてはいけません。安全な場所で走らず歩いて追い抜いてください。
- 道路を走行する際は車道にはみ出ないよう一列で走行してください。また、道路を横断する場合は誘導員の指示に従ってください。
エイドステーション・ウォーターステーションについて
各コースにエイドステーション(以下A)とウォーターステーション(以下W)を設置します。
- Aには食料と飲料が用意されています。Wには飲料が用意されています。紙コップの用意はありません。各自でカップやボトルを携帯してください。
- すべてのAにトイレ及び救護所を設置します。
- 本大会はAに制限時刻を設けます。選手は制限時刻までに関門を出発しなければなりません。制限時刻を超えても出発できない選手や制限時刻を過ぎてAに到着した選手はレースを中止し、スタッフの指示に従ってください。
ドロップバック
50㎞のみ、アスペクタ内のエイドステーション(A3)に自己責任で荷物を置いておくことができます。バッグの種類やサイズは問いません。できる限り一つにまとめ、自分が識別できるよう印をつけてスタート15分前までに置いてください。荷物の紛失や破損には大会は一切の責任を負いませんのでご容赦ください。
ゼッケンの装着方法
- 50km・30km・18km共通
2枚あるゼッケンのうち「前」表記のある計測タグ付きのゼッケンを体の前面(胸/腹)に、「後」表記のゼッケンは後面(背中/ザック)にそれぞれ横向きで装着してください。誤った装着方法だと記録計測ができない場合があります。
- 2km
1枚のゼッケンを体の前面(胸・腹)に横向きで装着してください。
※省資源のため安全ピンは同封していません。市販のゼッケン留めやゼッケンベルト、ご自宅にある安全ピンをご活用ください。
コース上の案内について
土地所有者及び管理者の許可を得て、マーキングテープや表示看板、スタッフの配置を行います。約100m間隔で目印のコーステープ(ピンク色)を設置します。分岐点や分かりにくい 箇所には複数のテープを設置するほか、矢印看板や誘導スタッフがコースを指示します。 目印を見失わないよう周囲に気を配りながら走行してください。
※右の写真はコーステープ実物写真です。
- 5分以上コーステープが見つからない場合はコースを間違えている可能性があります。 速やかに来た道を戻ってコースに復帰してください。
- 案内は大会直前に設置し、終了後速やかに撤去します。
記録計測
- 計測はゼッケンに装着されたICタグで行います。所定の装着方法を守り、競技終了まで取り外さないようにお願いします。
- ICタグおよびゼッケンは、競技終了後は返却の必要はありません。
- 完⾛証はフィニッシュ後に大会ホームページの「Web完走証」ページにてご⾃⾝の名前をタッチするとダウンロードできます。会場での印刷、配布はありません。
大会中止の判断
下記の事由により大会の開催・継続が困難と主催者が判断した場合は、大会の中止または内容の変更を判断することがあります。
※中止の場合は大会前日の18時までにWebサイト上で案内します。
- 気象警報発令時
- コース途中における崖崩れ、落石など、ランナーの安全を確保できないと判断された時
- 地震などの災害、伝染病、事件、紛争などにより大会の開催が適当でないと判断された時
中止を判断する場合は大会Webサイトにてお知らせします。電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
レース中に中止や競技内容の変更を判断した場合は、 各エイドステーションでご案内します。
主催者の責によらない中止の場合、参加費の返金はできませんのでご了承ください。
救助及び医療援助の体制
- 競技がより安全に行われるために、可能な限りのコース整備と、救助および医療救護体制を準備していますが、安全が保障されるものではありません。選手は、トレイルランニングという自然の中で行われる競技に危険が伴うことを充分に認識し、ケガ、病気、事故などに対して、自⼰の責任において大会に出場してください。
- 救護所はすべてのAに設置し、医療資格を持っている救護スタッフが待機しています。これらの救護所は大会本部と無線、電話、でつながっています。
※環境やその状況により、援助が到着するまでに時間を要する場合があります。
※救護スタッフに処置を受けた選手は、レース後に必ず専門医を受診し、診察結果を大会事務局へ連絡してください。
- 救護所のスタッフとは別に、医療資格を持った救護サポートランナーがコース上を走行しています(赤ゼッケン装着)。救護サポートランナーは傷病者に遭遇した場合は救助を優先します。
- 選手の救助や捜索のために、必要に応じて消防署や警察、民間の関連機関に出動を要請することがあります。これに伴う費用は救助された方に負担していただきます。
- 救護スタッフには、これ以上競技を続けられない選手に、競技を中止させる権限があります。
- 原則的に大会本部が110/119などの救助/救急要請の必要性を判断します。ただし万一、連絡がとれなかった場合は直接救急サービス(110/119など)を呼び出しても構いません。
リタイア(棄権)について
- リタイアできるのはAのみです。Aで必ずスタッフに申告し、計測タグが付いた前側のゼッケン1枚を提出してください。
※もう一枚のゼッケンは参加賞受取に必要なため、捨てずに携帯してください。
- リタイア後は収容車でフィニッシュ会場に戻ることができます。
- Wやコース上では緊急時を除きリタイアはできません。自力で動ける選手は、次のAまで移動してください。
- A以外の場所で止むを得ず自走できなくなってしまった場合は、本部に連絡して指示に従うと同時に、周囲の選手やスタッフに助けを求めてください。
※コース上でのリタイアは、収容に時間がかかることが予想されます。次のAまで進む体力がないときは、ひとつ手前のエイドでリタイア申告してください。